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<荷造りのワンポイント>
「旅は計画の段階から始まっている。」とよく言われるが、キャンプは出
発前の準備から始まっている。キャンプで楽しく快適に過ごすには、大好き
な道具や楽しめる物たちをたくさん車に積まなければならないことが多い。
特に最近のオートキャンプでは、その傾向は大きくなるばかりだ。だからと
いって、その大量の荷物を積むために1BOXやステーションワゴンが必要
かと言えば、そうではない。クーペやセダンでも充分それらの荷物を積載す
ることは可能なのだ。要するに荷造りの仕方次第なのである。いろんな空間
を利用して綺麗に積めた時は、積めたこと自体に快感さえ覚えるほどだ。そ
んなテクニックをいくつか紹介してみよう。
<視界の確保が第一歩>
ステーションワゴンは積載量があるように思えるが、バックミラーでの後
部視界を考えた場合、セダンなどと比較すると、それほど積載量が大きいと
いうわけではない。このタイプのカーゴスペースの奥行きが利用できるので
キッチンやツーバーナーなどの大きくて重いものは縦置きでにすると出し入
れが楽になる。
<トランクスルーはダメ>
トランクスルーは、荷崩れしやすいし、有効容積を失うだけなので、スキ
ーの板などの長寸ものを積む時以外は利用しないほうが賢い。
<クーラーボックスは手前に>
キャンプに行く時は、ほとんどの場合、途中で食材の買い出しをすること
が多い。従って、満載の荷物の中でもクーラーボックスは、後で蓋の開閉が
できるように上に荷物を載せない状態で。買い出したものが入れやすい場所
に積まれていなければならない。ということは、ハッチやドアの一番手前に
置くのがベストということになる。
<専用の保冷剤は使わない>
食材を保冷するのに保冷剤が市販されているが、これがけっこうかさ張っ
て、せっかくのクーラーの容量を無駄使いしてしまう。そこで、炭酸ではな
いペットボトルやスチール缶(アルミ缶は禁!)を凍らせておけば、それ自
体が保冷剤の役目をしてくれるので一石二鳥だ。ロックアイスを保冷剤とし
て入れておいて、融けたら飲料水にするというのも常套手段だね。
<小物は専用ケースを>
キャンプには、食器から調味料までいろんな細かい物もたくさん持って行
くことになる。これらは動かす手間と紛失を未然に防止する意味でも、コン
テナやバッグなど専用のケースを用意してその中に一括して収納しておくと
いい。これらのケースはわざわざアウトドア用を購入しなくても、近所のス
ーパーなどで安く入手できるものでかまわない。食器類は洗った後の乾燥も
考慮して、風通しの良いコンテナにするとか、調味料のような小さいものは
トートバッグのような布製バッグに入れておくと、わかりやすい上、すき間
などのデッドスペースになりそうな小さなスペースにも入れやすい。
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