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「オートキャンプはアウトドアなのか?」



 もうかれこれ、10年くらい前になるだろうか。オートキャンプというブー
ムが日本に起こってきた。それはだんだんエスカレートし、たくさんの専門の
雑誌や特別出版なども排出した。

 オートキャンプと言えば、てっきりアウトドアでの遊びをより豊かにするた
めに、ゆったりと自然の中に滞在するためのひとつの宿泊の手段だと思ってい
た。ところが、日本に起こったオートキャンプブームはどうもイメージと違っ
ていた。
 昔、古ぼけたコールマンのポスターなんかで見かけたオートキャンプの風景
は、キャンプ場でもなんでもない河原で、お父さんと弟は釣りを楽しみ、お母
さんとお姉ちゃんはツーバーナーでクッキングに興じている、というようなも
のだった。
 が、日本でブームになったオートキャンプの姿とは・・・。予約をしないと
泊まれないキャンプ場にところ狭しと並んだテント、まるで難民キャンプのよ
うな風景であった。そこで日本のキャンパーたちは、釣りもしなければ、トレ
ッキングにも出かけない、ただ、テントを設営し、料理を作り、酒を飲み、夜
更けまで宴会をし、二日酔いで帰っていく、という都会の生活とほとんど変わ
らない生活をしていた。これが日本のオートキャンプブームであった。
 便利過ぎる道具を使い、都会と変わらない生活をし、何も工夫もせず、酒に
溺れるキャンプ、美しくない。おまけに、そんなキャンプをしている人たちは
、「私の趣味はキャンプです。自然の中が最高です。」などと堂々としていた
。やっぱり変である。ひどい家族になると、一緒にきた他のキャンパーやキャ
ンプイベントの運営スタッフに子どもを任せて、自分たちだけで飲んだくれて
いるとんでもない親どももいた。ああいう親は、子どもが怪我などしたら、き
っとめちゃくちゃに文句を言うのだろう。無責任だから、無責任な言動を繰り
返すはずだ。とんでもない教育を受けているのは親たちだ。そんな親たちに育
てられている子どもたちが現代にはいるのである。

 たしかに野外で食事をし、時間を過ごすということは、無条件に気持ちいい
し、親子の間をより近づけてくれるひとつの場を提供してくれるかもしれない
。しかし、人工的に作られたキャンプ場の中で過ごすわけだから、毎度毎度同
じことの繰り返しでは、どこか変だと感じてこないのだろうか?。

 やっぱり人間である。それは感じて来るのである。その証拠にブームの頃は
予約を入れないと泊まれなかったキャンプ場の数も、いまではだいぶ減ってし
まったし、夏以外のシーズンに見かけるオートキャンパーの数も減った(もち
ろん、本当に好きな人たちは、年がら年中キャンプしている)。

 キャンプは、特に標高の低い九州では、夏には向かない遊びだ。暑くて、汗
が出て、蚊などの虫たちが大発生で、快適さは皆無である。夏の夜にテントの
中で、さらにシュラフ(寝袋)に潜り込むなんて、サウナよりもたちが悪い。
おまけに、キャンプ場にはシャワーなんていう贅沢設備はないのだよ。そんな
季節感もない人間たちがやっていたのが、オートキャンプブームの中のオート
キャンプだったのだ。まさに、自然環境を無視したキャンプと言える。

 おまけに、教育機関も悪い。学校行事としてのキャンプは、夏にしか行わな
い。これで世の中の多くの人たちは“キャンプ・シーズン=夏!”という図式
が頭から離れないのではないだろうか?。日本の教育で育ってきた人々は、一
度体得した自分の中の常識を覆すことが苦手だ。でも、学校が夏にしかキャン
プをやらないのは、どうしてだろう?。思い当たるフシはちょっとだけある。
それは気温が低くないから、風邪をひいたりする子どもたちの確率が低いから
。あとは・・・ん?思い浮かばない。他に思い浮かぶのは、やっぱり汗だくム
ンムン虫ブンブンの夏のキャンプなのである。おまけに夏は半袖短パンなんて
格好をしてるもんだから、虫に刺される確率も、転んだりひっかいたりして怪
我をする確率も高い。

 話はすいぶんずれてしまったが、オートキャンプといえども、楽しみ方、視
点でかなり違ってくるなぁ、と言いたかったのである。よく、「コンパクトな
装備で可能限り自然に近づこう。それがキャンプだ。」みたいなことを騒ぐ人
たちもいるが、自然を感じる方法は何種類あってもいいのだ。大きなタープに
テーブルに椅子、そんなファニチャーに囲まれたオートキャンプでもいいじゃ
ないか!。
 野外である時間を過ごし、風、気温、湿度、太陽の光といった季節を味わい
、気持ちよかったり、不快だったりする。要は、それを実践する人たちの精神
次第なのだ。そんなフィーリングがアウトドアなんじゃないかなぁ、と思うの
である。


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