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「ナイフの基礎知識」

 “Knife(ナイフ)”それはアウトドアズマンのシンボルだ。フィー ルドで、料理を作ったり、カービングを楽しんだり、非常事態を回避したり とナイフの出番はいつでもあるし、また、いつでも突然必要となる。
 ナイフというものは不思議なもので、手に取るとなぜか使いたくなってし まうし、体の中に野生が蘇るような気分になる。なんとも言いがたい魅力を 持っている。そして使ってこそ初めてその特質が理解できる。したがって、 ここではナイフにはどういうものがあって、おおまかな使用方法を中心に述 べて、具体的な使い方については簡単に述べることにする。
 使い方は一度使ってみてからでないと、いくらマニュアルを読んでもその ニュアンスは掴めないからだ。一度使ってみて、ある程度ナイフの素晴らし さ、難しさが理解できてから、更に詳しいマニュアルなどを読まれることを お薦めする。そしてやはり使いこむことだ。
 ナイフはその使用目的別にいくつかの種類に分類される。代表的なものは 以下の3種類である。

 ・シースタイプ
   ブレード(刃の部分)が折りたためず、
   皮のケース(シース)にそのまま収納す
   るタイプ
  ・フォールディングタイプ
   ブレードが折りたたみ式で、コンパクトに
   収納できる上、携帯時には安全なタイプ
  ・アーミータイプ
   ビクトリノックスに代表されるハサミや
   ドライバーなどもついた多機能コンパク
   トナイフ

 1本目のナイフ、それは誰しもが悩むものだ。しかし、これはフォールデ ィングナイフで決まりだ。アメリカのブランド「BUCK」に代表されるよ うなブレードの長さが8〜10cm程度でスキニング(皮剥ぎ)できるように 曲線部と削ったりする時の直線部があり、使用時の安全を確保するためのロ ック機構つきのものがよい。もちろんハンドル部が自分で握ってみて、しっ くりくるもの。ブレードの材質はATSー34というステンレス系のものが よく使用されているが、ショップの人に尋ねてコストパフォーマンスも考慮 して選ぶべきだ。その他のタイプは、2本目3本目として必要になれば購入 すればよい。
 そしてナイフを購入したら、まずはフィールドに出なくても、いつも身近 に置いておくことを薦める。そうすれば使う機会も増えるし、使ってみたく なるものだ。フィールドに出た時は、絶対に他の荷物と一緒にバッグの中な どに入れないことだ。それでは使う機会を失いやすいし、人に頼んだりして 一度も使わないことだってありうるからだ。
 ナイフはその使い方によって、持ち方が異なる。大まかにナイフの使い方 を分類すると、

   1)切る  2)削る  3)剥ぐ

 の3つが代表的なものであると考えていい(ブレードの丈夫なものは缶詰 を開けたりもできるが)。それぞれに持ち方が異なるわけだが、活字では説 明し辛いので、実際にフィールドで使用してもらうしかないが、ポイントは 手のひらの中でいろんな角度の持ち変えることと親指の位置である。手始め としては、キャンプサイトからトレッキングに出て、適当な小枝を拾ってき てそれを削って、その日の夕食で使う「お箸」を作ってみるといい。1本の 真っ直ぐな木を削ることが、こんなにも難しいことに気づくだろう。しかし これはたくさんの時間使って試行錯誤しなければ克服できないものなので、 いくら理論で勝負してもダメなのである。

 先ほども少しふれたが、ナイフのブレードの形状には意味がある。ここで も一般的なものを取り上げて説明するが、直線部は最も力が入りやすく操作 がし易いので、大きく固いものを割ったり、(叩き)切ったり、荒く削ると いった場合に使用する。“ぐっ”と深く握りこむのが基本だ。直線部から先 端に伸びる曲線部は、ナイフの切れ味が最大に発揮される部分で、皮を剥い だり、カービングの仕上げといった場合によく使用される。魚を三枚におろ すといった場合に重要な部分で、魚が好きな人は丁寧に手入れをしたいとこ ろだ。
 それではいよいよナイフの基本な使用方法を説明したい。通常のフィール ド活動の中でよくでくわすナイフの出番というのに以下の3つがある。

   ・魚のさばき方
   ・木の削り方
   ・肉の切り方

 魚のさばき方はクッキングはもちろん、フィッシングの時も役立つナイフ の基本中の基本と言っても過言ではない。木の削り方については、子どもの 頃の鉛筆削りに始まり、ハイレベルなものではフィッシュ&バードカービン グ(魚を剥製ではなく、木の彫刻で記録として残す)などがある。肉の切り 方はクッキングでは欠かすことのできないもので、やってみると意外と難し いことがわかる。もちろん適当に切ることは誰にでもできるが、基本を押さ えてないと、見栄えも悪い上、怪我をしやすい。

★ナイフの使い方ポイントアドバイス★

  ・魚の内臓をさばく
    左手で魚を押さえ肛門にポイント
    を刺し、先端部だけで腹を頭に向
    かって切っていく。内臓や血合い
    は指で取った方が簡単だ。

  ・三枚おろし
    鰓の後ろで頭を切り落として、背
    の頭側からナイフを刺して、手で
    身を押さえつけながら、背骨にブ
    レードを沿わせるように切る。残
    りの半身は尾の方からナイフを入
    れ、尾を持ってナイフを前後に動
    かしながら切る。

  ・木を削る
    ナイフを様々な角度で使用する上
    、どこでも練習ができるのがこれ
    。柔らかい木はブレードの角度を
    大きくして深めに削り、堅い木の
    場合には、角度を浅く薄く削って
    いくのがこつ。練習には乾燥した
    木を選ぶといい。

  ・肉を分解する
    肉は、骨がついている場合、筋が
    堅い場合、脂身が多い場合など魚
    とはまた違った面白さがある。基
    本は引きながら切るということだ
    。肉は繊維質のため、ナイフを引
    くことによって、ブレードがノコ
    ギリの役割を果たすのだが、肉は
    強く押さえながら切ると味が損な
    われるので、切れ味があってこそ
    この切り方が生かされる。

 削り方の練習の方法の最終手段として紹介したいのが、焚き火をする時に ついでにやってみる薪削りだ。焚き火をしながら適当な薪を手にとって、け ば立てたり、濡れた表面を削ったりしてみる。一見簡単そうなこの作業も、 実際にやってみると案外難しい。均一にけば立てたり、削ったりするのは経 験を必要とするのだ。この2つに飽きたら、今度はスプーンや鳥なんかを削 り出すのにチャレンジだ。焚き火の前でやっていると、きっと夢中になって しまう自分に気づくはずだ。
 「こう削れば、こういう形になるな」などと手と頭をフルに使ってちょっ と知的な時間を過ごすことができる。木目や木の種類によって削った感じが 違うことにも気づくだろう。この手や体の感触と頭脳を活用して遊ぶことに アウトドアの最大の魅力がある。その第一歩としてのナイフは、あなたをさ らにアウトドアという世界を広げてくれるにちがいない。

 最後にナイフのブレードの手入れ“シャープニング”についてふれておき たい。シャープニングといっても、さほど難しいものではない。ナイフは一 見、その鋭さでものを切っているように見えるが、実は目に見えないほどの 小さなギザギザを利用してものを切っている。その証拠に肉や魚を切る時に は、少し前後にずらしながら切るとスムーズに切れる。シャープニングでは この小さなギザギザを整えることも目的になっている。
 まず、砥石だがこれはある程度大きなものを選ぶことをお薦めする。理由 はナイフ自体が包丁ほど大きくないため、力を加えやすいようにだ。両方と も小さなものだと、こつが掴み辛くとくに初心者の場合にはもどかしい思い をするのだ。
 研ぎ方はいたって簡単で、砥石の上を一度の動きで端から端まで滑らせる のだが、最初は直線部を砥石にあてておいて、滑らせていきながら先端(ポ イント)に向かって横にもスライドさせる。この時ナイフのエッジは先端に いくほど角度が大きいので、砥石に接している角度を徐々に大きくする。  うまく研げたかどうかのチェックは、エッジに垂直に指で触れて、そっと その指をエッジと垂直に動かしてみて、指が引っかかるような感触があれば OKだ。間違ってもエッジと水平に指を動かさないように。
 研ぐことに少し慣れてきたら、キャンプサイトで表面が滑らかな石を見つ けて、それで研ぐこともできる。これはフィールドでナイフの切れが我慢で きないほど悪くなった場合の緊急処置なので、頻繁に行うことは避けてもら いたい。
 
 ナイフは最初の1本をきちんと選んでおけば、よほど特殊なフィールドラ イフをしない限り一生ものとして使えるはずだ。そこからいろんなナイフを 集めるコレクターへの道を選んでもいいし、1本のナイフが身体の一部にな るほど使い込むのもいい。ナイフとともにさらに楽しいアウトドアライフを エンジョイしてもらいたい。

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