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「テントサイトの決め方」

 誰にでも心地よい空間というのがある。それはフィールドに出ていれば 自然と身体はわかってくる、身体がその空間を欲してくる。そういう快適 な空間を自分から見出し、その時のキャンプ・ライフをエンジョイする。 これこそアウトドアズマンの至福とも言える。テントサイトをベースにM TBやフィッシングで楽しんだ後も、自然を感じながらくつろげる空間が 必要なのだ。
 また、同じテントサイトでも、そこを取り巻くファクター(要因)によ って、そこでの快適さは左右されることを肝に銘じていただきたい。どん なに高価で高性能なテントを持参したとしても、快適さが確保されるとは 限らないのだ。これはキャンプ場以外のことだけを言っているのではなく 、キャンプ場内でも同じことが言えるのだ。逆にこれを押さえておけば、 初めて訪れたフィールド(キャンプ場を含む)でも、迷わなくて済むのだ から、アウトドアズマンの基礎知識の最重要ポイントとして、特に初心者 の方々には、覚えておいていただきたい。特にここではキャンプ場の施設 などではなく、自然環境によるファクターを紹介する。

《快適さを左右するファクター》
・風
1)海風、陸風
 風の力というのは侮っては行けない。ちょっと強い風が吹けば、ツーバー ナーのスタンドやテーブルは、簡単に倒されてしまう。ちょっと風通しのい い場所では、初心者だとタープが設営できないことさえある。この風に対抗 するには、風の通り道以外の場所をテントサイトとして選ぶことが重要だ。 また、木や岩などを障害物として防風に利用できるような場所にする。慣れ てくるとタープで風をある程度避けることができるが、これはあくまで非常 手段と考えておいたほうがいい。

2)温度変化による大気の動き
 水と空気の比熱の違いによって、昼間と夜間では風の向きが異なる場所が ある。特に海辺に近い場所では、その現象が顕著だ。こういった場所では、 テントの入り口を風の向きに対して直角に設営する。テント内の換気を促す 場合は、タープやキャノピー(テントの前室の屋根の部分)を利用して、風 をテント内に導くようにセッティングすればよい。オートキャンプの場合は 車を風避けを考えて駐車しておくと快適だ。

・太陽
1)朝日
 朝日は季節によって快適さを上げもするし、下げもする。夏は明け方シュ ラフの中で気持ちよくまどろんでいる時でも、容赦なくテント内の温度を上 げテント内をサウナのようにしてしまうし、冬はそのおかげで朝から暖かい 思いができることもある。このテント内の温度への影響を考慮したテントサ イト選びを心がける。夏は東南側に障害物があるところ、冬はその逆だ。

2)夕日
 これは好みの問題だが、私は夕焼けが好きなので、ついテントの入り口を 西の方へ向けてテントサイトを決める(もちろん地形や風の向きにも留意し て)。テントの前室で顔を夕焼けで染めながら、仲間と自然と語り合う時間 がなんとも言えず、いいのだ。シチュエーションに拘る輩ならば、一度試し ていただきたい。紫外線のことも考えると、女性同伴の場合は、夕日を背に 向けるセッティングにしておいた方がよい。しかし、夕日もあたり過ぎると テント内に熱がこもってしまうので、夏はおすすめできない。

・ロケーション
1)崖
 崖と言えば、いかにもウイルダネスの象徴のような印象があるため、テン トサイトとして選んでみたくなる方もいるかもしれないが、その崖が頑丈そ うな岩でできていようとも、その上下は絶対にテントサイトとして選んでは いけない。トレッキングルートや時間、体力的な問題で、どうしてもその周 辺にテントを設営しなければならない場合は、できる限り崖から離れた場所 にする。崖は天候だけでなく、温度変化等によっても風化が起こるので、い つ崩壊が起こるとも限らない。崖上は夜間に誤って墜落するという危険もあ る。

2)古い遺跡や神社
 神社があったり、古い遺跡が残っている場所は、過酷な自然と先祖達が戦 っていた時代から、安定した気候や条件を満たしていた場所と言える。キャ ンプ場には、あまり関係のない話かもしれないが、自分でサイトを見つける 際の参考のために、出発前から地図上でチェック(記号ですぐわかる)して おくと、現地で比較的すんなりとテントサイトが決まるはずだ。キャンプ場 の近くにそれらがあるならば、そのキャンプ場の立地条件は、安心していい と言える。

3)鉄砲水
 九州には、ゆったりと流れる大河は少なく、傾斜がきつい急流が多い。そ のため鉄砲水も発生しやすいわけだが、さらに最近は護岸工事の増加も手伝 って雨が降ると簡単に増水して鉄砲水になりやすい。河原を見渡して、流木 の多い場所や木などにゴミがからまっているようなところは過去に増水した ことがある場所なので、テントサイトとして選ぶべきではない。地形として は両岸が切り立った沢などが危ない。岩などが露出していて、どことなく荒 れた雰囲気のある場所は、用心して避けておいた方が無難だ。地図では、等 高線の間隔が狭い場所だと覚えておこう。

4)浸水
 これは初心者が特に陥りやすいミスの一番。一見平らに見えるキャンプ場 でハマりやすい。この原因は、排水性の悪い地質か窪地という地形によるも のなので、自分の目で見て、少し斜面になっているところや少し盛り上がっ ているところを選ぶといい。どうしてもそんな場所がない場合は、テントの 下(中ではない)に厚めのマットを敷いたり、コット(キャンプ用携帯ベッ ド)を利用する。

5)落雷
 テントサイトを決定する上で、危険回避の基本中の基本といえる注意事項 がこれだ。木立の下は心が安らいでいいテントサイトに思えるが、あまり木 立に近づき過ぎるのはよくない。その木に落雷があった場合に、自分も被害 を受けるからだ。また逆に、平坦な場所のまっただ中に、ポールなどの金属 でできたパーツが使われているテントをポツンと設営するのもよくない。通 常は木の根元から木立の高さだけ離れた場所から少し木立よりにサイトを決 めるとよいとされている。また、遠くで雷が聞こえたら、雷の間隔を時計で 測定して、近づいてきているようだったら、低い場所や窪地に避難するとい うことも考慮しておくこと。

《キャンプ場オンリー:ダメな場所》
 以下には、キャンプ場においてのみ留意しておきたいポイントをまとめた ので初心者の方はチェックしておいていただきたい。こういう場所は止めて おこうという事項である。

A)人の出入りの激しいトイレや炊事場の近く。
B)車の行き交うキャンプ場入り口付近。
C)常夜燈や自動販売機のように24時間点灯しっぱなしの明かり
  がある場所。
D)花火などで騒ぐ可能性のある若者グループの近く(もちろん自
  分たちもしないように)。
注意点:人気のあるキャンプ場は、比較的早い時間からキャンパー
   が押しかけるので、いいテントサイトを押さえるためにも、
   早めの出発を心がける。

 テントサイトの選び方は、一種の推理ゲームだ。あれこれ悩んで、お気 に入りのスペースを見出し、そして、快適な夜を過ごし、すがすがしい朝 を迎える。普段、こういったものを意識的に見たり、感じたりする機会が 少ない人は、この行為だけでも楽しめると思う。環境をじっくり観察する いい機会となる。
 ただし、テントサイトは明るい時間に早めに決めておく必要がある。な ぜならば、暗い時間に設営を行うと、回りの環境が本当に安全かどうかと いう判断が確実でなくなるため、上記に紹介したようなミスを犯してしま う確率がどうしても高くなってしまうのだ。
 キャンプが快適で楽しいものになるかどうかは、このテントサイトの選 び方にかかっていると言っても過言ではない。

『キャンプ場の外へ出よう』
 設備の整ったキャンプ場に慣れてきたら、徐々に設備の少ないキャンプ 場を選んでいって、最終的にはキャンプ場ではない場所でキャンプをして みよう。そこで何の違和感もなくテントサイトが決められるようになれれ ば、あなたのアウトドア度もかなりレベルアップしているはずだ。ただし 、『自然公園法』などによって、キャンプが法的に規制されている場所も あるので、事前の調査をしておくことは言うまでもない。


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