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<テントサイト考>
テントサイトの善し悪しというのは、そのキャンプの快適さを左右する大
きなファクターである。地面の傾斜、雨天時の雨水の通り道と水はけ、太陽
の向きなど、いろんな事項に留意して、慎重にレイアウトを考える。この作
業がキャンプ場に到着してからの、その日のキャンプの最初の仕事である。
<全体のレイアウトから>
タープ、テント、キッチンなどには、その使い勝手、アウトドアズマンの
動線から一定の決まりのようなものがあるが、テントサイトの自然環境はそ
の土地土地によって異なるので、その土地に合わせた全体のレイアウトを考
えることがまずできなければならない。
<車の停車位置>
RVはトランスポートの手段だけに使うものではない。キャンプ場に到着
したら、別の用途を持った立派な道具となる。物の収納庫であると同時に、
外部の視線の目隠しとしてのパーテイション、風よけとして活躍してくれる
のだ。そんなことを考慮しながら停車位置を決定しておけば、よりキャンプ
が快適になる。もちろんテントサイトが完成しても動かせるようなレイアウ
トが重要だ。
<タープ設営>
テントサイトにおけるリビングスペースを生み出すのがタープの役目。ア
ウトドアズマンたちはその下で、椅子で寛ぎ、熱く語らう。車を止めたら、
次はこれの設営にとりかかる。まずは、地面にタープを広げて、風の通り道
を考慮し位置を決定し、スマートに立ち上げる。テントサイトのシンボルが
完成する。
<テント設営>
タープの位置が決まれば、次は寝室となるテントの設営だ。寝室だから、
静かで落ち着けるレイアウトであることが望ましい。そしてリビングスペー
スであるタープに対して入り口を向けるとよい。テントはタープとは対照的
な存在。外界の視線からは極力離れ、強い日差しも当たらないようにしたい
。中に入ると静かでほっと一息つけるような空間としてのテントであってほ
しい。
<キッチンと灯り>
タープとテントのレイアウトが決定すれば、もうテントサイトの全体のレ
イアウトは決まったようなもの。キッチンの位置は、ナイフを使ったりと細
かい作業も多いのでリビングスペースと同様の明るさが必要だし、シェフの
人が孤立しないためにも、それなりにリビングスペースと密接な関係がほし
い。夜はとくにランタンの灯りがないと調理できないので、外に向いたター
プのポール周辺がベストポジションになるだろう。
<ファイヤープレイス(焚火)>
誰ともなく仲間が集まってくる焚火。その炎を見つめているだけでアウト
ドアズマンたちは熱くロマンを語る。そんなスペースがテントサイトにある
といい。ただし、煙というやっかいものがこれにはつきものなので、風向き
を考慮したレイアウトが不可欠となる。フィールドでの風向きというのは常
に変化するものであるが、焚火の火を灯すじかんの風向きを経験から読んで
うまくセッティングしたい。
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