リクガメ（ロシアリクガメ）がわが家に来た当初、知識も少なかった私は、 リクガメフード（人工の配合飼料）やリンゴ、キュウリなどを与えていました。しかし、 いろんなＨＰを巡ったり、書籍を読んだり、ネットで知り合ったベテランの方と交流する ことで、主食を野草にしました。
カルシウム含有率が高く、カルシウム（Ｃａ）とリン（Ｐ）の比率が４〜６：１に近いも の、ということで、タンポポやオオバコを中心に、時々入手できれば、クローバー（シロ ツメクサやアカツメクサ）を主食として与えています。副食としては、週に１、２度程度 、ニンジン、キュウリ、ミニトマト、オクラ、配合飼料などを少量与えます。これは野草 にない栄養分や水分を補うためと考えて与えてます。
５年以上飼育してみて感じるのは、多少の糖分やタンパク質が必要ではないか？というこ とです。果物や配合飼料を時々与えることで、調子がよくなるような感覚があります。た だし、これは紫外線量も運動量も多い屋外飼育という条件下での話ですが。

• カルシウムの含有量が多く、カルシウム（Ｃａ）とリン（Ｐ）の比率が４〜６：１のもの
• タンパク質が少ないもの（含有率：５〜７％）
• 繊維質の多いもの

「餌の与え方」

• 毎日、朝一回（その時に、餌皿を綺麗に洗います）。
• 野草も葉野菜も、水分補給という意味で、水で洗って与える。
• トマトや人参などは、小さく刻んで与える。
• 炭酸カルシウムを時々餌に振りかける。（毎日連続して振りかけたり、たまに振りかけなかったり）
• ミネラル補給としては、ミネラオール（Ｏ）を思い立った時に餌に振りかける。
• ミネラル補給としては、スドーのミネラルズブロックを月に一度程度適当に転がしておく。

「餌の保管」

• 野草は、採集した直後に水で洗い、濡らした状態でビニール袋に入れて、冷蔵庫（野菜室）で保存。洗う目的は、病原菌の除去と鮮度を維持するための野草そのものへの水分補給。
• 野草は、鮮度の維持が少しでも長くなるように、可能な限り根ごと採集する。
• 市販の葉野菜も、一度パッケージから出して、水気を付けて保存する。

「一週間のメニュー例」

　　　　　Monday ：野草（クローバー、オオバコ、タンポポ、クズetc.）
　　　　　Tuesday ：野菜（小松菜、キャベツ、トマトetc.）
　　　　　Wednesday：野菜（チンゲン菜、サニーレタス、オクラetc.）
　　　　　Thursday ：野菜（モロヘイヤ、チンゲン菜、リンゴetc.）
　　　　　Friday ：野菜（小松菜、レタス、人参etc.）
　　　　　Saturday ：野草（クローバー、オオバコ、タンポポ、クズetc.）
　　　　　Sunday ：野草（クローバー、オオバコ、タンポポ、クズetc.）

　　　　　※週末に野草を採集して、３日間は野草を与えるようにしています。

基本的には、ロシアリクガメ、ギリシャリクガメ、ヘルマンリクガメ、マルギナータリクガメには、同じ内容の餌を与えています。

主食：野草・・・タンポポ、オオバコ、カラスノエンドウ、タビラコ、ノゲシ、ウラジロチチコグサ、
　　　　　　　　クローバー（アカツメグサ、シロツメグサ）、レンゲ、龍舌菜、クズ、桑　等
　　　葉野菜・・小松菜、チンゲン菜、モロヘイヤ（野草が確保できない時）
　　　※店で販売されている野菜は乾燥してもあまり食べませんが、野草は、乾燥して干からびてからでも食べるようです。

副食：（ビタミンや水分補給として）
　　　トマト、人参、キュウリ、リンゴ、オクラ、サニーレタス、グリーンリーフ、配合飼料　等

添加剤：
炭酸カルシウム（薬局で購入。５００ｇで６００円くらい）

ミネラルズブロック（HERP CRAFT製）

「タンポポについて」

タンポポってシロバナタンポポとか西洋タンポポなど数種類あるようなん ですけど、現在、私が見て区別できるのが３種類あります（でも、どれが どんな名前かはわからないのが、情けない）。

１）葉は大きくギザギザになっていて、色は艶消しの白っぽい緑色で、ひ
　　とつの株に数枚（１０枚以下程度）しかないタイプ
２）葉に艶があって、あまりギザギザじゃなく、面積が大きい。枚数は１
　　０〜２５枚くらい（？）のタイプ。見るからに食べやすそう。
３）葉は細くて小さくギザギザしている。ひとつの株の葉の枚数が最も多
　　い。茎部分が長くて食べにくそうなタイプ。

という感じです。３）はひとつの株で、花が２つも３つも咲いているもの もあります。
うちのホルスとギリシャは、２）のタイプが好みのようですね。ちょっと 詳しい野草図鑑を入手して、正式名称を特定したいものです。

「人工配合飼料」

人工配合飼料が各社からいろいろ発売されていますが、タンパク質が多い
ようなので、我が家では体調を落とした個体の餌くいを上げる時以外は使
用していません。
特に、スドーの「HERP CRAFT TORTOISE FOOD」がわざとらしい匂いがつけ
られていなくて常時ストックしています。

実際に国内の動物園、水族館で使用され、アメリカでも高い評価を受けているというピュリナミルズ社製の MAZURI TORTOISE FOODを、 写真のように密閉できる容器に入れて保存していて、必要な時だけ与えています。
（地中海リクガメ、特にマルギナータリクガメには、月に１、２回のペースで与えています）
（追記：2007/08/25）

「サプリメント」

我が家で愛用しているサプリメントです。

	左は、晴れの日が続かない時に使用するD3入りのカルシウムです。 「Rep-Cal 無リン・カルシウムwithビタミンD3オリジナルパウダー（粗目）」 右は、総合ビタミン剤です。時々、葉野菜などに数滴落としています。 「Tetra Reptosol」
	大根葉粉 小鳥飼育用ですが、栄養補助として、配合飼料や栄養価の低いレタスなどに振りかけて与えています。
	様々なミネラル補給のために、時々、葉野菜などに振り掛けています。 「MINER-ALL(O)」（ビタミンD3が入っていないタイプ）
	ドイツなど海外でも古くから実績が高いネクトン・レップ。爬虫類用のサプリメントです。
	日本のポゴナクラブの“Turtle Fresh Eye”。 ビタミンAを補給するための亀用のサプリメントです。
	餌ではありませんが、非常時に必要なグッズということで紹介します。 テルモ製のシリンジです。 リクガメの体調が悪い時に、液体のサプリメントや液状にしたリクガメフードを強制給餌する時に利用します。 購入したのは、「スコープ」さんです。 ↓ 株式会社スコープ（http://scope-jp.com/）

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