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<タープの常識>
今では、オートキャンプ用からソロでのバックパッキング用までじつに多
くのバリエーションが揃い、アウトドアグッズの定番とさえなった”タープ
”。この呼称は素材である”ターポリン”の略称がそのまま定着したものら
しい。このタープをうまく使いこなすことで、そのキャンプの快適さはぐん
とアップする。
<風に負けるな>
タープテントと違い開放タイプなので外から内からモロに外部条件の影響
を受ける。特に風の影響はまず考慮しなければならないのは、みなさんも経
験済みのはず。これはまず基本をしっかり守って設営することでかなりのダ
メージを軽減することができる。この基本のチェックポイントは三つ。一旦
タープを設営したら、少し離れてそのシルエットを確認しよう。
1)ロープと地面との角度が45度になっているか。
2)ポールは垂直または、上部が少し外側になっているか。
3)ロープとポールと地面とで直角二等辺三角形になっているか。
以上の三つをチェックして、微調整すればOKだ。
<ペグのセレクト>
ペグにも形状、材質と様々なものが市販されている。フィールドでのアク
シデントを防ぐには、これも要チェックポイントだ。地面が固いサイトでは
、プラスチック製ではなくスチール製を。地面がぬかるんだ状態の場所では
長いものをセレクトするといった具合だ。ペグというとタープやテントを購
入すると付属品として付いてくるものだが、それ以外に2、3種類買い揃え
ておくと、いざというときに余裕を持って対処できる。
<ペグを忘れたら>
撤収のやり方を見れば、ベテランかビギナーかすぐわかるものだが、ベテ
ランは次のキャンプのことを考慮した撤収を行う。ペグなどの小物はちゃん
とひとまとめにして片づける。しかし、それでもペグを忘れてしまった場合
には、なんとか対処しなければならない。スーパーの復路に土を詰めて埋め
て利用したり、石や木の幹を利用したりする。そんな対処方法もいくつか覚
えておきたい。
<ハンマーが壊れたら>
アウトドアグッズというには実際にフィールドテストされた製品化された
ものがほとんどなので、壊れるという自体は少ないが、コピー商品や安物な
どを知らずに購入したりした場合に、壊れてしまうことがあるし、ちゃんと
したブランドのものであっても人間が作ったものは完全じゃないので、壊れ
てしまうことがある。ハンマーが壊れた時は近くで大きめの片手でんぎれる
程度の石を見つけてきて、それで代用する。ヘッドがゴムやプラスチッ
クでできているものは壊れやすい。
<ロープの自在が壊れたら>
楽しいキャンプを長い間続けていると、何回かはロープの自在が壊れるこ
とがある。しかし、ロープワークには「自在結び」といって、自在がなくて
も自在と同じ機能を持った結び方があるのだ。ということで、テントやター
プを頻繁にしようするアウトドアズマンなら必須のロープワークだ。
<ペグダウンしづらい地面の時>
土の中に大きな石が埋まっていたり、切り株などがあってペグがきなかい
ような場所では、どっしりと重い石や車のホイールなどにロープを結んでペ
グの代用をすればいい。
<地面が柔らかい時>
ペグを打っても、地面が軟らかくて”あまりきいていないな。”と感じて
さらに長いペグを持ち合わせていない時は、ダブルペグという技を使う。ロ
ープの張力の支点を2本のペグに分散させることで、簡単ながら大きな効果
が得られる。
<一人でタープを設営しよう>
一見、設営が面倒そうなタープだが、コツをつかめばそれほど難しいもの
ではなく、充分に一人で設営できるものだ。
Step1>タープを地面に広げ、ポールなども所定の位置に置く。
Step2>どちらかのロープをペグダウンして固定し、ポールを立てる。
Step3>反対側のポールを立ててから、本体のテンションを調節して完成。
<ロープを木に固定する時>
タープのロープには想像以上の力がかかる。だから、木の幹などに固定す
る時は、タオルなどの布を巻いた上に固定し、木を痛めないよう配慮する。
ローインパクトの常識だ。
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