「これからの地球を守っていくのは、子どもたちだ！。」とよくいろんな
ところで耳にしますし、目にもします。しかし、これは「ちょっと待て！。
」です。その子どもたちを教育する大人たちは地球を守っていくすべを体得
しているの？子どもたちにきちんとアウトドアのノウハウが教えられるの？
と大いなる疑問を抱いてしまいます。
　何時間ものドライブの後、設備の整ったキャンプ場に行って、凝った料理
作りに精を出し（その間、子どもたちはほったらかし）、子どもを早々に寝
かせて、あとは大人たちだけで宴会。こんなキャンプは、キャンプではあり
ません。アウトドア遊びではあるかもしれませんけど、疑問は誰が見てもわ
きますよね。
　だから、そんな大人たちに、アウトドア遊びを通じて、自然との触れ合い
方、環境への意識の持って行き方などをレクチャーしたいのです。実体験の
少ない学校の先生やＩＳＯ１４０００がどうのこうのと言っているくせに環
境に優しい行動をとっていない企業の管理職の方に、是非、アウトドア遊び
でおもいっきり遊んで、自然を、地球を体感して欲しいのです。“遊び”だ
と思っているでしょ？。そう、遊びかもしれません。でも、地球の上の自然
を体感するには、一番てっとり早い手段なのです。堅苦しいツアーなんかよ
りも、よっぽど知識が頭の中に残る手段なのです。
　だから、環境教育はまず、大人たちに実施するべきなのです。そうしたら
子どもたちだって大喜びなはずです。お父さんや先生たちが遊びを率先して
やってくれるんだから。もちろん、レクチャーのポイントはおさえて。