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「日本にもっとエコロジカル・アクション」



 環境に優しく具体的に生活すること、具体的に環境に優しい活動を行うこと
をエコロジカル・アクションと言います。

 日本では、まだあまり浸透していない言葉です。しかし、このことはもっと
真剣に議論され、実施されなければなりません。企業の理念だとか、意識とか
ではなく、もっと個人レベル、人間レベルでの活動をおこす施策を行政なり、
企業なり、学校なりが行わなければなりません。私たちのかわいい子どもたち
が健全に生きていくための環境、地球が平和に続いていくための環境をもっと
真剣に考えなければなりません。考えない人、企業、行政が多過ぎます。

 世界中では、そんな活動、もうとっくに始まっています。その事例をいくつ
か紹介します。

 まずは、アメリカ。サンフランシスコでの活動事例です。アメリカ西海岸の
サンフランシスコに、カリフォルニア・アカデミー・オブ・サイエンス(CA
S)というところがあり、それはアメリカ西部では最も古い歴史を持つ自然史
博物館です。
 カリフォルニア州に生息している生物についての調査研究と展示をはじめと
して、生命や人類の進化を展示したものやアクアリウム、プラネタリウムも併
設されています。
 この博物館の地下室に、実験室があります。「ジュニア・アカデミー」と呼
ばれるメンバー(6〜16歳の子どもたち)がここを基地にして、街や自然の
中へ実際に出かけて行って、様々な活動をしています。

 たとえば「カリフォルニアの牧草地の生態」というカリキュラムでは、植物
・動物・人のくらしの様子と四季の変化を実体験を通して学び、それを壁画や
風景のジオラマなどで表現します。「動物たちはなぜ旅をするのか」というカ
リキュラムでは、アフリカ象、海ガメ、サケなどの動物達はなぜ旅をするのか
、その謎を探ります。「ジュラシック・パークの探検」では、恐竜の進化の歴
史、食べ物や生活環境を調べて、絵を描いたりします。「きみの芸術的センス
を発見しよう」というカリキュラムでは、石やビーズに絵をかいて自分だけの
アクセサリーを作ります。すべてにおいて、自分の観察したもの、感じたもの
を表現するところまでをひとつのカリキュラムとしています。

 次ぎは、ドイツにおける「BUND」(ブント)という連盟の活動です。
 ドイツではこれまでの経済の急成長で街に自動車が急激に増えたため、騒音
・大気汚染・道路や駐車場建設などによる環境問題が起こりました。元来、ド
イツ人は、「緑の中に住む」ことが大好きな性格の人々達です。そこで市民た
ちは「自動車に適した街」から、より住みやすい「人間的な街作り」を目指す
活動を興しました。これが1975年に結成された「ドイツ環境・自然保護連盟(
BUND:ブント)」を産んだのです。
 ブントは、大人の活動も子どもの活動も熱心に行っています(大人の活動、
とっても大切だと思います!)。特に「エコ・フライツァイト(エコロジーな
休日)」というカリキュラムでは、子どもたちが「自然体験遊び」、「自然探
検遊び」、「エコ・ラリー」といった遊びを通して、環境に対するいろいろな
見方を学んだり、自然や人間社会に対するかかわり方を見直し、今までとは違
う生活をしたり、自然保護のための活動をするような人間になることを目指し
ていきます。ドイツでは、遊びこそがエコロジカル・アクションの重要な要素
なのです。日本人(特に大人)は、この考え方がなかなか体に、精神に馴染み
ません。しかし、これは環境を理解するのに重要な考え方であり、アプローチ
です。なぜならば、現代の日本人は遊びでさえ、あまり自然とかかわろうとは
しないからです。もしかしたら、自然の中にいること自体が苦痛だ!と感じて
しまうように育った日本人もいるかもしれません(恐ろしい!)。

 最後に紹介するのは、フィリピンの「PETA(ペタ)」という組織の活動です
。ペタは、フィリピン教育演劇協会(Philippine Educational Theater
Association)の略で、1976年に作られたフィリピンの社会教育活動を行う全
国組織です。フィリピンには、字を読めない子どもたちがまだたくさんいます
。そのような子どもたちに字や本の読み方を教えたり、都市のスラム街や貧し
い農村などの生活を改善したりする仕事を作るための活動を支援しています。
ペタの特長は、活動の中で「演劇」を使っていることです。たとえば、体を動
かすゲームや短い演劇などを行い、子どもも大人も、みんなが苦しみを打ち明
け合い、問題を話し合うことで、どうすれば生活や環境がよくなるかが見える
ように仕向けるのです。
 こうした活動は、フィリピンをこえて、アジア各国、南米、アフリカともつ
ながった文化運動としてスタートしています。日本でも1970年代にこの活動が
紹介されて、演劇を使った障害者の社会参加や文化活動が始まりました。でも
もっと盛んになっていい活動です。

 以上、3つの活動を紹介してみましたが、みなさんはどう感じたでしょうか
?。皆さんは環境を理解するために、自分の体を実際に動かす活動を行ってい
ますか?。学校や会社から配布された「環境問題」とかなんとか書かれた紙を
斜め読み(ひどい場合、まったく読まない)して、わかったフリだけして、ポ
イッとゴミ箱に捨てていませんか?。

 もっと、真剣に活動することを考えましょう!。今のままじゃ、本当にヤバ
い!!。

(2000.04.25(Tue.) Written by Nobuhiro Akashi)


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